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動画デジカメとしての「A5301T」
2002/10/31
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auの東芝製端末「A5301T」を購入しました。私は携帯電話の機能にあまり興味がありません。A5301Tを購入したのは、あくまで「デジカメ」として使ってみるためです。
「A5301T」はCDMA2000 1x端末で、GPSに対応し、ムービーの撮影・メール送受信・閲覧が可能で、SDカードスロットを備えています。SDカードにはムービーや静止画、電話帳データといった各種データが保存できます。データは「データフォルダ」で管理され、SDカードへのコピーなども簡単です。144×176ドット(2.1型)のポリシリコンTFT液晶を備え、これは26万色のフルカラー表示が可能です。
カメラ部は、有効画素数31万画素の高感度CCDカメラを搭載。ズームは、デジタルズームが等倍/2倍/3.3倍/6.6倍、明るさは-2〜+2のそれぞれ4段階で調整できます。ズームも明るさ調整も、写真だけでなくムービーの撮影でも有効です。
撮影サイズは「通常モード」(144×176dot)、「PCモード」(640×480dot)が選べます。ただしPCモードではズームは利用できません。また、特筆すべきは、GPS情報をExif情報に埋め込むことができる点です。
動画はMPEG-4形式(AMCファイル)で、最大15秒の動画を撮ることが可能です。
…こうしてスペックを書いてみると、従来の携帯電話搭載カメラ部とは、完全に一線を画したスペックだというのがよくわかりますね。何はともあれ、まずは撮影画像を見てみましょう。
■PCモードの画像を見る
まずはPCモードのフルサイズ(640×480dot)の静止画像を見て頂きます。画像をクリックして下さい。
見た通り、特にコメントするような画像ではありません。携帯電話端末の画像ですから、細かい評価をするのはやめときます。
まあ、あえてコメントすれば次のような特徴があります。
・解像度は甘い
・周辺部のピントがボケる
・発色はけっこう素直
・ダイナミックレンジは意外と広い
周辺部のピントがボケるのは、レンズの口径があまりにも小さいからでしょう。ドアののぞき穴から見た画像と似たような感じです(笑)
■リサイズしてみる
次はPCモードの640×480dotの画像を、縦横1/2の320×240dotにリサイズしてみました。画像をクリックして下さい。
デジカメ画像として見ると、640×480dotのフルサイズの画像はちょっと鑑賞に耐えませんが、320×240dotまで縮小すると、それなりに見られるし、けっこうよい雰囲気の画像です。
トイデジカメで言うと、タカラの「StickShot」などの初期のトイデジカメよりはずっとマシな画像であり、WS30SLIMやCheez!SPYZなど現在のVGAデジカメよりは劣る画質です。でも、CMOS採用のトイデジカメと比較すると、CCDだけあって色乗りがよいので「それなりに見られる絵」になっています。
また周辺部が甘いのですが、逆にそれが独特の雰囲気を醸しだしています。
ところで、この周辺部が甘い画像、何かを思い出しませんか? 私は、これを見てLOMOの画像を思い出しました。そう思えば、なかなかに「味」のある絵です。
■標準モードの画像
最後に、メール送信可能な標準モードの画像です。全てが、かなり薄暗い店内での画像です。「居酒屋カメラ」としての使用例と思ってください。最近は、このサイズがいちばんお気に入りです。少しリサイズして縮小すると、けっこうきれいです。
■動画サンプル
いずれ増やすつもりですが、とりあえずは1点だけ動画サンプルを置いておきます。こちらです。
なお、動画を見るためには、「ezmovieプレーヤ Lite」が必要です。こちらからダウンロードして下さい。
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